-なにも無い世界 永遠に降り止まぬ雨 定員は一名 まるで時が止まったような世界で、只、雨だけが降り続いていた。 「この世界の定員は一名。だから出て行って」 そう主人公に言う「凛」と名乗る女の子。 彼女はこの雨の世界の……一人きりの世界の主だと告げるのだった。 -数年、数十年、数百年と…… たった一人、この世界で生きてきた彼女。 いつか雨の止む日は来るのだろうか……